留学生も祈願する学問の神様
菅原道真公は、日本の学問の神様として尊ばれています。菅公は平安時代の政治家であり、学者でもありました。道真公は、日本の文化において大きな影響を与えました。菅公は、儒教の教えを日本の文化や価値観と調和させ、中国の文化や知識を日本に伝える役割を果たしました。そのため、菅公の名前は学問や教育、知識の象徴として尊ばれています。
菅原道真公は、薨去後(お亡くなりの後)に神格化され、天神信仰の中で学問の神様として崇められるようになりました。菅公を祀る天満宮は、学者や多くの学生・受験生たちにとって、祈祷や参拝の場となっています。学業の成功や知識の獲得を願う人々によって広く信仰を集めています。
日本全国から、学業成就や試験合格祈願のために多くの人が訪れる場所として知られています。その中には、日本に滞在する留学生や、外国へ留学を計画している留学予定者の方も多く含まれています。彼らは日本語能力試験の合格祈願などの目的で訪れることがありますが、実は菅原道真公と留学生の間には意外な共通点が存在します。
和魂漢才―道真公の精神と留学生の旅
菅原道真公を表す言葉として、「和魂漢才」というキーワードがあります。「和魂」は日本固有の大和魂、「漢才」は中国の学問、知識を指しており、他国の文化を積極的に学び、自国の精神に合一する姿勢を意味する言葉です。
道真公は学問の神様として知られていますが、その背景には、他国の知識を自国に活かす和魂漢才の精神があります。
現代の留学生にとって、この精神は深く通ずるものがあり、自国の発展に貢献するために他国で学び、その精神を体現しています。日本から外国に留学しようとする方々にも、この精神を共有する意義があります。
生身天満宮では、菅原道真公のこの和魂漢才の精神を現代の留学生に継承し、果たしたい夢や目的が成就するよう祈願・祈祷を行っております。
和魂漢才
祈願と祈祷-留学の為のご利益
生身天満宮では、入学・資格・就職などあらゆる試験に、皆さまの日頃の努力が報われ合格出来ますよう、学業成就・合格祈願のご祈祷をお仕えしています。毎年1月25日には、日々の学力向上を願う勧学祭と合わせ合格を祈願する「学神祭」を齋行し、大勢の方がご祈祷を受けに参拝されます。この日に限らず、学業成就・合格祈願のご祈祷は年中いつでも受けて頂けます。特に、留学生にとっての学業成就である「日本語能力試験」「日本留学試験」の合格祈願、また留学の安全祈願についても、ご祈祷をお受けしております。
生身天満宮の御祭神菅原道真公は、友との交際も絶ち寸暇を惜しんで勉学に励まれ、苛烈な国家試験に次々と合格し、政治家として躍進、活躍されました。その多大な功績から、中世には寺子屋で天神さんとして崇められ、近世には高い教養のある儒学者や国学者たちから、「学問の神さま」として崇敬されました。時代と共にその信仰の形態は遷り変わりながら展開してきました。令和の現代も、菅原道真公が「学問の神さま」でおられることをご存知ない方はまずないと思われます。
皆さまが日々、合格したいという悲願をもって菅原道真公を見習い努力されていれば、必ずやお見守りになり、高いご神徳をお授け下さり、お力添え戴けることでしょう。
生身天満宮において合格祈願ご祈祷を受けられた方には、合格お守り・菅原道真公絵馬・合格梅をおわかちしています。また数量限定で勝栗も授与しています。ぜひ祈りを込めてお詣り下さい。
合格梅の高い人気とご神徳
「合格梅」は、当宮境内産の梅を神職が手作りして漬け込み、衷心より祈りを込めて「心願成就祈願」のご祈祷を行い、お祓いをしています。収穫量に左右され数量限定ではありますが、合格祈願のご祈祷やお守りを受けられた方に無料で差し上げています。また、生身天満宮で初宮詣りや厄除など各種ご祈祷を受けられた方には、撤饌(てっせん:お下がり)としてお渡しています。「合格梅」の授与数は前年の収穫により限られています。
以前は、お正月に参拝される皆様に振舞っていました。「毎年、この梅を楽しみにお参りしています。」とのお声も戴き、「合格梅」を盛った皿は、すぐに空になっていました。残念ながら、最近は収穫量が少ないため、初詣での授与を見合わせています。
「合格に効き目があると人から聞いたので、娘のために受けにきました。」とか「上の子が「合格梅」を戴いたお陰で試験に受かったんです。ぜひ下の子の分もと戴きに来ました。」など、遠方からわざわざお参りされる方も多いです。「合格梅」をお渡しする際には、「試験のある日の朝に戴いて下さい。」とご案内しています。何か悩まれているご様子でお参りされている方に「これでご飯をたくさん召し上がって、お元気になって下さい。」と「合格梅」をお渡ししたら、涙を流されて感謝戴いたこともあります。
「心願成就祈願」の願いを込めた手作りの「合格梅」。菅原道真公のお膝下にある梅園には、その高いご神徳が詰まっています。ぜひ一度、梅をこよなく愛された菅原道真公に想いを馳せながら、賞味されにお詣り下さいませ。
心を込めて―留学生を志す方の為の生身天満宮の門
生身天満宮は、留学生や留学生関係者の皆様のご来訪を心よりお待ちしています。この神聖なる場所での祈りや体験が、留学生の人生に新たなる光と希望をもたらすことを願っています。生身天満宮の門は、留学生の心に寄り添い、新たなる一歩を後押しします。
生身天満宮
場所:〒622-0002 京都府南丹市園部町美園町1号67番地【googleマップ】
電話:0771-62-0535
URL:https://www.ikimi.jp